インプラント治療
インプラント治療とは
ABOUT
歯を失った場合、従来の選択肢は入れ歯かブリッジしかありませんでした。しかし入れ歯は噛む力が2~3割しか回復せず、ブリッジは隣の健康な歯を削る上に、削った歯の寿命までも縮めてしまうというデメリットがありました。
しかしインプラントの登場でこれらの問題を劇的に改善できるようになりました。まさにインプラント治療は画期的な治療と言えます。
インプラント治療とは、チタン製のネジを顎の骨に埋入し、その上に人工の歯を入れる治療法です。インプラント治療の最大の特徴は、隣の歯を削る必要がなく噛む力も天然歯とほぼ同等まで回復できるという点です。
欠損補綴(歯がないところに歯を入れる治療)の中で、世界基準の第一選択はインプラント治療です。
当院では患者様の口腔状態(隣在歯・欠損本数・顎の骨)や経済面を考慮し、最適な治療を提案させて頂きます。
歯を失った際の治療選択肢(インプラント治療・ブリッジ・入れ歯)
DIFFERENCES AND CHOICES
インプラント | ブリッジ | 義歯(入れ歯) | |
---|---|---|---|
イメージ図 | |||
総合評価 | ◎ | ◯〜△ | △ |
咬める力 | 80%~95% | 60%~80% | 10%~30% |
見た目 | ◎ | ◯ | △ |
隣在歯への 負担 |
なし | 有り | 少ない |
メリット |
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デメリット |
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インプラントのメリット
- 隣の歯を全く削る必要が無い
- とても自然に見える
- 固定式なので、自分の歯と同じような感覚で咬める
インプラントのデメリット
- 保険が全く効かない(=それなりの費用がかかる)
- 外科処置が必要
ブリッジのメリット
- 保険適応の場合は比較的安価にできることもある
- 固定式なので、しばらくは自分の歯とほぼ同じような感覚で咬める
- 外科処置が不要
ブリッジのデメリット
- 隣の歯を必ず削る必要がある(=将来的に土台となる歯が悪くなる/失う可能性がある)
- 2本以上歯が無い場合は構造力学的に難しいケースが多い(不可能な場合もある)
- ポンティック(ダミー)の歯の周りの清掃がとても難しくなる(=不衛生になりやすい)
- セラミック(白い歯)の場合は,それなりの費用がかかる(=インプラントに匹敵する場合もある)
義歯(入れ歯)のメリット
- 隣の歯を必要以上に削る必要が無い
- 保険適応の場合は比較的安価
義歯(入れ歯)のデメリット
- 「咬む」という感覚が,インプラントやブリッジとは全く異なる
- 歯茎が押されるような感覚
- 取り外して手入れをする必要がある(臭いの原因になりやすい)
- 大きな異物が口腔内に入るので(特に初めての場合は)かなりの不快感が出やすい
- 部分義歯の場合は,残っている歯にバネをかける必要がある(前歯の場合は目立ちやすい)
当院のインプラント治療のコンセプト
4S CONCEPT
Short=治療期間が短いこと
Simple=術式・治療計画がシンプルであること
Small=低侵襲(外科的な負担が少ない)であること
Safe=安全であること
当院のインプラント治療は4Sコンセプトによる、患者さん目線のやさしいインプラント治療を行うことをベースとしています。
この4Sコンセプトは当院院長がインプラント治療の師と仰ぐ、林 揚春 先生ならびにFIDI(Field Implant Dentistry Institute)が提唱するインプラント治療のコンセプトです。
即日インプラント治療(即時埋入・即時荷重)で治療期間を大幅短縮
IMMEDIATE LOADING IMPALNT
before 手術前
after 手術当日に仮歯装着
従来のベーシックなインプラント治療では、インプラント埋入を行った後に顎骨と結合するまで数か月(3~6ヵ月)待たなければなりませんでした。それまでの期間はずっと歯が無いまま(仮歯も無い状態)でした。
その後 二次手術・補綴物装着によって完了という流れですが、インプラント治療終了まで上顎で8~9ヵ月、下顎で5~6ヵ月を要してしまいます。
しかし患者様にとっては1日でも早く噛めるようになることが重要だと思います。
当院では術前の正確な診査・診断を基に、顎骨の質・量に合わせた適切なインプラント形状などを選択することで、できるだけインプラント手術当日(あるいは数週間以内)に仮歯を入れることができる、即時(早期)荷重インプラント治療を取り入れております。
インプラント埋入手術から2.5~3ヵ月後に最終補綴物を装着できるため、トータル3~5ヵ月の短縮につながります。
before 手術前
after 手術当日に仮歯装着
3カ月後 最終補綴物装着
即時埋入・即時荷重となるケースでも別途の追加費用などは頂いておりません。
当院のインプラント治療は4Sコンセプトに基づく、即時埋入・即時荷重をベースに治療を進めて参ります。
(※症例によっては即時埋入・即時荷重で行えない場合もあります)
当院の特徴
~安心、安全なインプラント治療を実践する8つのポイント~
FEATURE
①インプラント治療の知識・技術
インプラント治療は、絶えず新しい技術や知識を要求される高度な術式です。
当院では、患者様に最高水準のインプラント治療をご提供できるよう、国内外の様々な学会や勉強会に積極的に参加し、知識と技術の研鑽・向上に努めております。
②専用オペ室(個室)完備
当院では専用のオペ室(個室)を備えており、より安心して治療を受けられる環境を整えております。
またオペ室には専用モニターを2台完備しており、レントゲンとCT画像などの様々な情報を同時に映すことが可能となっております。
③各種クレジットカード・デンタルローン対応
インプラント治療は、各種クレジットーカードやデンタルローンでのお支払いも可能となっております。
クレジットカードの分割払いより金利が低い、デンタルローンも取り扱っております。デンタルローンをご利用いただきますと、最長84回払いまでの分割お支払いが可能となります。
④複数のインプラントシステム・メーカーを導入
在庫管理上の問題などでインプラントのシステムやメーカーを限定している歯科医院もありますが、実際には1社だけで全ての症例に対応するには難しい場合もあります。
患者様の口腔内の状態に合わせて最適なインプラント治療が行えるよう、当院では複数のメーカー・システムのインプラントを採用しております。
⑤CTを活用した術前検査
レントゲンでは平面撮影しかできませんが、CTでは3次元画像を撮ることができます。これによって骨・歯・神経の走行などが立体的に写し出され、より正確な診断が可能となりました。
インプラント治療では骨の厚みが重要な要素になるのですが、CTならどの方向にどれだけの骨のボリュームがあるか一目瞭然です。
安全で確実なインプラント治療を行う上で、CTによる検査は必須と言えます。
当院でのインプラント治療に際するCT撮影は術前・術中・術後すべて無料で行います。
⑥サージカルガイドで正確な埋入を実現
サージカルガイドとはCTデータを元に設計したマウスピースのような装置です。
インプラントを顎の骨に埋入する際、正確な位置や深さ、角度の実現がとても重要になります。0.1ミリのズレが術後の結果に大きく影響する治療です。
これらを目視で行えるケースもありますが、前歯部などの審美領域ではサージカルガイドを用いてシュミレーション通りの正確なポジションに埋入することが重要になります。
※サージカルガイド使用の際には通常の手術費用とは別途の費用をお願いする場合があります。
⑦術中・術後の診断機器の導入(オステルISQ・ペリオテスト)
インプラント埋入後は安定性(インプラントと顎骨との結合)がとても重要となります。当院ではオステルISQ・ペリオテストを導入し、インプラントの安定性を数値(デジタル)で確認できますので、より確実・早期にインプラント治療が行えるようになりました。また安定性を正確に把握できることで、治療期間の短縮にもつながります。
⑧治療後も安心の10年保証制度
フェイスデンタルオフィスはガイドデント社のインプラント治療10年保証システム(加入は患者様の任意となります)に加盟しております。
これはインプラント治療後10年以間に破損等による再手術や修理が必要になった場合の費用を保証する制度です(規定の上限金額があります)。
インプラント治療後に再手術・修理が必要になるケースは多くはありませんが、定期的にメインテナンス受診いただくことを前提として、偶発的な事故にも対応できるよう、第三者の保証機関による保証システムをご用意しております。
加入は患者様の任意となっており、インプラント治療の際に、より一層ご安心いただくための選択肢としてご案内させていただいております。
また患者様が沖縄県外へお引っ越しされて、当院への通院が困難になった場合でも、ガイドデントより認定会員の歯科医院の紹介を受けることで、継続して同じ保証が受けられます。
顎の骨量が足りず、他院でインプラント治療を断られた方へ
BONE AUGMENTATION or SHORT IMPALNT
歯周病が原因で顎の骨が溶けてしまい、結果歯を失うケースがよくあります。しかしインプラント治療は顎骨にインプラントを埋入するため、顎の骨量が少ないとインプラントを埋入することができません。たとえ無理に埋入しても土台が不安定なため、早期でのインプラント脱落リスクが伴います。
そこで当院ではGBR(骨再生誘導法)といって、顎骨のボリュームを増やす治療法に対応しております。GBRによりインプラント埋入に必要な顎骨や厚みを作ることができ、骨量が足りない方でもインプラント治療を行えるようにしております。
しかし、わざわざ骨量を増やさなくても、症例によってはショートインプラントを上手く活用することで埋入が可能なケースもあります。
ショートインプラントの選択により、GBR併用する場合と比べて期間を短縮できるため、早く噛めるようになるメリットがあります。
(ショートインプラントでも安定性や予後はほとんど変わらないとされています)
インプラント治療の医療費控除制度について
MEDICAL EXPENSES DEDUCTION
医療費控除とは、1年間の医療費合計額が10万円以上の場合に所得控除を受けられる制度です。インプラント治療も医療費控除の対象となります。
ご自身やご家族がお支払いした医療費によって控除金額も異なりますので、詳細は下記サイトでご確認ください。
医療費控除のシュミレーションはこちら
費用
TREATMENT FEE
- インプラント治療
- 35万円(税込38.5万円)~/本
※インプラント埋入時に20万円(税込22万円)をお支払いいただき、最終的な上部構造(白い歯)を装着する際に残金をお支払いいただきます。
目先の金額or将来のリスク軽減
当院のインプラント治療は10年保証となっております。つまり35万円を仮に10年で割ると、1日100円以下の負担となります。ご自分の歯と同じようにしっかりメンテナンスを行えば、長期間維持・安定することも可能です。
金額の価値観は患者様それぞれですが、天然歯同等に噛めるようになり、周りの歯へも負担をかけない(他の歯へ負担をかける=その歯も失い、入れ歯など新たな治療費リスクも向上)インプラントは、費用対効果がとても高い治療だと思います。